診療内容
一般診療
予防医療の他、内科、外科、腫瘍科、皮膚科、歯科など、病気に関することは随時ご相談下さい。
当院では解決が困難な場合、近隣の動物病院や大学病院などの二次診療施設をご紹介致します。
循環器科
当院は、心臓病を初めとする循環器疾患の治療に力を入れております。
先天性の病気は近年減りつつありますが、動物の長寿化に伴い、高齢期の心臓病が増える傾向にあります。
これらの病気は適切な時期に治療を行うことで、進行を遅らせることが可能です。また、既に重い症状の場合も治療方法によっては改善が認められるケースも少なくありません。
幾つかの検査を組み合わせることで、心臓の状態を総合的に判断します。
予防医療
動物たちにとって、予防医療は非常に大切なことです。
フィラリア症予防やワクチン接種を取ってみても、予防を怠り、病気に罹れば命に繋がります。
日頃から予防に対する意識を高めることが重要です。
1.予防接種
狂犬病予防接種 |
狂犬病感染を防ぐ目的があります。 ワンちゃんの飼い主様は狂犬病予防法により、年に1度の接種が義務付けられております。 |
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犬混合ワクチン |
2種混合ワクチン、5種混合ワクチン、7種混合ワクチンをご用意しております。 近年、ワクチン接種の効果をチェックする抗体価検査が可能となりました。抗体価が十分であれば、その年のワクチン接種を回避できます。個体によって抗体の持続期間は異なります。 |
猫混合ワクチン |
3種混合ワクチン、5種混合ワクチンをご用意しております。 外に出ることが無くとも、飼い主様が知らず知らずのうちにウィルスを持ち込むケースや、病気による体力低下の際に感染するケースなどを防ぐため、年に1度の接種をお勧め致します。 |
2.フィラリア症予防
暖かい時期に蚊が媒介する寄生虫性疾患です。
犬糸状虫と呼ばれる、体長30cmほどでタコ糸くらいの太さの線虫が心臓内を埋め尽くすように寄生します。
以前はこの病気による死亡率が非常に高かったのですが、予防薬の普及により、現在は激減しています。しかし、犬フィラリア症自体が根絶されたわけではなく、熊谷市周辺でも予防を怠ると感染を起こすことがあります。
室内飼育であっても、家庭内に蚊が飛んでいる以上、安全ではありません。
当院では5月~12月まで予防薬の投薬をお勧めしています。
錠剤タイプ、食べやすいチュアブルタイプ、投薬困難な子のための皮膚滴下タイプなど様々な形状をご用意しております。
また、近年ではネコちゃんでも、犬フィラリア症に罹患することが報告されています。
ワンちゃんと異なって、少数の犬糸状虫の寄生が命取りになります。
当院ではネコちゃん用のフィラリア予防薬も取り揃えております。
3.外部寄生虫予防(ノミ・マダニなど)
外部寄生虫の予防は上述の2項目ほど、重要視されていませんが、実は非常に大切な予防項目です。
ノミやマダニは、動物たちにとって痒みの原因、アレルギーの原因に止まらず、病気をも媒介します。温暖地域へご一緒に旅行に行かれた際、外部寄生虫によって動物が病気になる、こんな話も最近は報告されています。
また、人畜共通感染症と呼ばれ、私たち人間に感染する病気も媒介することから、しっかりと予防を行うことが重要です。
4.去勢手術、不妊手術
近年、これらの手術の意識が非常に高まってきました。
望まれない命を増やさない、と言う目的ばかりでなく、様々な病気を予防する側面が啓蒙されてきたからでしょうか。
当院では麻酔の安全性も考慮しつつ、生後6ヶ月齢を過ぎたワンちゃん、ネコちゃんにこれらの手術を推奨しております。
長寿化
若い時期に不妊・去勢手術を行うと、行わなかった子に比べ2~3年の寿命の延長が統計的に証明されています。 ただし、大きな病気を患ってしまうとその限りではありません。男の子の場合
前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアの予防尿マーキングの防止(特にネコ)
女の子の場合

乳腺腫瘍、卵巣子宮疾患の予防
発情期の行動変化の防止
肥満
生殖に関わる部分を摘出する手術のため、術後、動物の体は省エネ化します。そのため手術前と同様の食生活ではエネルギー過多になることも多く、そのために肥満を起こします。
また、性ホルモンによる脂質代謝が起こらなくなるため、それも肥満の原因とされています。適切な食餌管理と運動管理によって、肥満の予防は可能です。
手術で用いた糸への免疫反応
![]() 〒360-0015 埼玉県熊谷市肥塚1-6-35 ![]() ![]()
午後 16:00-19:00
※午前11:30、午後18:00受付締切
![]() 日曜日の午後 |